脊損患者様の歩行練習
目次
頚髄損傷患者様の歩行練習
実用的な歩行の獲得が目標ではない
先日の記事でご紹介した頸髄損傷の症例に関連して、来月の初めにプレゼンを行うことになり、私を含むリハビリ担当者3名が中心となって文献抄読と資料作成を始めました。
今回はそれに絡んだ記事になっています。

長下肢装具
免荷式歩行リフト(POPO)と、長下肢装具(両脚で2本)を使って、歩行練習を続けています。
セラピスト1名が患者様の後ろに立って両方の足を交互に動かし、もう1名がリフトを動かして補助します。
装具を前に振り出すためのストラップを短くして股関節が広がりすぎるのを抑え、倒立振子運動を意識しつつ装具の上縁をグッと押さえつけることで股関節が伸びやすくする。
(このあたりは理学療法士にしか分からないマニアックな話)
試行錯誤の結果、この介助方法にたどり着いたのですが、後方介助歩行(二刀流)は、けっこう重労働で…
もう11月だというのに汗だくになりますし、リフトのアームやベルトが腕に当たって傷だらけ(^^;
でも、意地で続けています。
サポーターをつけるようにしたら、傷も徐々に治まってきましたし。
患者様の歩行練習を脊髄損傷患者様が歩けるようになるには、第4腰髄の機能が残っている必要があり、損傷が比較的軽い、いわゆる『不(完)全麻痺』で、歩けるようになる見込みのある患者様に対しては、当然ながら、積極的に歩行練習を行っていただきます。
しかし、この症例のように両足が完全に麻痺してしまった場合、残念ながら、歩けるようになる可能性は極めて低いです。
『自己満足』『偽善』と言われても仕方ないけれど
それでも、患者様自身の強いご希望もあり、身体の機能を少しでも改善させる目的で、歩行練習を行っています。
本来なら、ベッド~車いすへ乗り移ったり、車いすをこいだり、その他、身の回りのことを行う練習をもっと積極的に行わないといけないのですが、私とは『とにかく歩行練習したい』とおっしゃるので、そちらは作業療法士に任せている状態。
頸髄損傷で両手にも少し麻痺があるうえ、ご高齢で筋力が足りないため、若い患者様よりもできる動作が限られる中、リハビリに対するモチベーションを少しでも保てるよう、当面は歩行練習を続けるつもりです。
障害受容(身体に後遺症や障害が残ることを受け入れる)なんて、そう簡単にできるものじゃないから。
完全対麻痺の患者様に対する歩行練習の効果は、きちんと医療文献に載っていることなので、間違ったアプローチではないのですよ、念のため…(エビデンスレベルを調べておかないと…)
今度のプレゼンでは、歩行練習にも少し触れる予定です。
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